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災害が起きたら |
南海トラフ巨大地震や首都直下型地震、富士山噴火の危険性が叫ばれている。日本列島のみならず世界のプレートが揺れ動き地球が活動期に入っている。だから、いつ巨大地震や火山の噴火や巨大津波が起きてもおかしくない。 災害が起きたらどう行動すべきか。そのためには何を準備しておくべきかをまとめてみた。 |
(1)非常時の備え |
1)自宅での備え □懐中電灯はすぐ使える場所にあるか。 □枕元に底の厚いスリッパや室内履き(できればスニーカー等すぐ逃げられる靴がよい)を用意しているか。 □手回し充電器付ラジオや携帯電話・スマートフォンの充電器はすぐ持ち出せるか。 □非常用持ち出し袋はあるか。 □日用雑貨・衣類・衛生用品・医薬品の持ち出し袋を用意しているか。 □一人一日3リットル、3日分の飲料水・食料を家族分備蓄しているか(できれば1週間分)。 □健康保険証・預金通帳・おくすり手帳・血液型・アレルギー等の健康手帳・印鑑をすぐ持ち出せるようにしてあるか。 □寝袋や雨具、冬は防寒着はあるか。 □簡易コンロやキャンプ用品はあるか。 |
2)家族の状況の把握 □家族の非常時の連絡場所を決めているか。 □家族全員の通学路や通勤経路を把握しているか。 □非常時の行動を決めているか。ex.津波や火事のときはすぐ安全なところに一人で逃げる等。 □地域の避難所や広域避難所の場所を把握しているか。 □災害用伝言ダイヤルの操作を知っているか。 □近所付き合いをしているか。 |
3)外出時の備えをしているか □身分証明書や健康手帳・健康保険証を持っているか。 □携帯電話・スマートフォンと充電コードや充電器を持っているか。 □ペットボトル、アメ、手ぬぐい、ビニール袋等を持っているか。 □コンパス・懐中電灯・笛を持っているか。 |
4)住まいの備え □家具を固定し、転倒防止やガラス飛散防止をしているか。 □家屋の耐震補強をしているか。 □避難経路にものを置かないようにしているか。 □寝る部屋にはなるべく転倒する家具を置かないようにしているか。 □地震保険に加入しているか。 □塀や植木鉢などが倒れたり落下しないようにしているか。 □近隣の建物や地域の状況を把握しているか。 |
5)学校での備え □建物は耐震補強する。 □避難経路を再点検し、災害時に通れなくならないか等を確認し、安全な避難経路を確保する。 □年に3回は避難訓練を行う。沿岸部では津波に重点をおいて、都市部では火災や倒壊に重点を置いて指導する。 □上履きはスニーカーなど走りやすく、底の厚い靴にする。 □沿岸部はライフジャケットとヘルメット、都市部では難燃マントとヘルメットを用意する。 □非常用の笛を配布し常に子どもに持たせる。 □災害時には一人でも避難できるように、自主性を持たせる。 □高学年の子が低学年の子をフォローしながら避難できるように常時連携する関係づくりをしておく。 □非常時のためのラジオを常備する。 □決断を下しやすいように、いくつかの想定されるパターンのシュミレーションを作成して、実施訓練を行う。 |
(2)地震が起きたら 1)災害直後 □高台の場合は、揺れが収まったら建物の外に避難して、広い場所に避難する。 □街中の場合は、大きな建物の中に避難する。外壁やガラスが落下してくる。 □低地や河川、海岸の近くの場合は、津波がくるので急いで高台に逃げる。高台が無い場合はコンクリート造の建物の5階以上に逃げる。 □外出先では、無理に帰宅を考えずに、近くの避難所で地震の収まるのを待つ。 □災害用伝言ダイヤルを使い安否を知らせる。 |
2)避難所では □公的な支援は時間ががたたないとこないと考え、避難所にある飲料水や食料品を4日間もたせるように分配する。 □高齢者や障害者を優先的に、環境の良い位置に配置する。 □できるだけ清潔を保つように、全員で清掃する。 □役割分担を決めて、自分たちで避難所を運営する。 □支援物資の円滑な流通を図るため、分別やリスト化を進める。 □不足しているもの、必要なものをリスト化する。 □病人の重症度や薬の必要な人のためのリストを作成し、支援物資の要求と一緒にリスト化する。 □病人や高齢者、障害者はできるだけ災害の及ばなかった地域に早期に移転させる。 □不安感が高まり、睡眠が取れない人が増えるので、朝の体操や歌などを歌い、体とのどを動かし血液の流れをスムーズにさせる。 □できるだけ炊き出しを行い、栄養バランスのある暖かい食物やスープなど汁物を供給する。 □安否情報版を作成し掲示する。パソコンやスマートフォンでリストを作成し、インターネットで閲覧できるようにする。 |
3)再建に際して □防災に強い都市計画にできるだけ協力する。 □生活再建をどうするか、計画を立てる。 □仮設住宅に移るか、ほかの土地に移転するかを決める。 □公的支援策や手続きをスムーズに行うため、専門家による相談コーナーを設ける。 □ボランティアを有効に活用するため、情報を一箇所に集め、必要とするところに派遣する。 |
※総務省消防庁の災害や避難に関する映像資料(http://www.fdma.go.jp/concern/publication/) |