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気象衛星の画像を使ってみよう



 天気や天気図の学習に気象衛星の画像を使ってはいかがでしょうか?静止画だけでなく動画で学習すれば効果が倍増、いや3倍増になるかも知れません。
 そうかもしれないと思った人は、「お天気アニメーター」というフリーソフトを使ったらいかがでしょうか?
 使い方はとても簡単で、工夫しだいで天気や天気図の授業が今までと一味違ったものになるかも知れませんよ。

 今回は、「お天気アニメーター」というフリーソフトをご紹介しましょう。

1.どんなソフトなんだろう
 気象庁のサイトで公開されている気象庁発表の「日本域赤外衛星画像」「日本域水蒸気衛星画像」「アメダス降水量」「アメダス気温」および「実況天気図」の画像データや天気図などを取り込み、アニメーション表示するソフト。日本列島周辺の雲の動きや降水状況などを連続的に観察できる。初回起動時に過去24時間分取得してハードディスクに蓄積し、表示します。最大で1年分のデータを蓄積、アニメーション表示することができるすぐれものです。

2.こんな画像が表示できます
日本域赤外衛星画像 日本域水蒸気衛星画像
全球赤外衛星画像 全球水蒸気衛星画像
実況天気図 アメダス降水量
アメダス気温
この7つの画像がアニメーション(動画)表示できるのです。

3.画像を組み合わせて一工夫
 取り込んだ画像(静止画)のファイル名には、画像の日時と対応したファイル名がついています。
 同時刻の日本域赤外衛星画像と天気図。同時刻の日本域赤外衛星画像とアメダス降水量などを組み合わせるとより理解が深まるのではないでしょうか?
右の画像は同時刻の日本域赤外衛星画像と天気図の組み合わせです。低気圧から伸びる前線と雲の関係が把握しやすいとは思いませんか?

4.こんなことができるのでは?(提案編)
1)全球赤外衛星画像を使って
 ・1年分のデータをためて台風の発生から上陸、消滅までの過程を追ってみる
 ・1年分のデータまたは複数年分のデータ(画像を他のフォルダに移動すれば数年分の可能なはず)でエルニーニョ現象やラニーニャ現象時の台風の発生状況を再現する
2)日本域赤外衛星画像を使って
 ・1年分のデータをためて台風の通過コースや上陸回数などを学習する
3)アメダス降水量
 ・1年分のデータをためて日本で一番降水量の多い(少ない)ところはどこか学習する。

 などなど、使い方や授業での生かし方は無限大。
 いい使い方や授業での生かし方を思いつかれたりしたら掲示板にでも書き込んでいただければ幸いです。
 実践報告も大歓迎です。

5.プロジェクターを上手に使おう
 「おもしろそうだ。いっちょやったるか。いや待て、PC室は、頻繁に使えないし困ったな。」などど考えてはいませんか?
何もPC室を使わなくても生徒に見せられるではないですか。PCが1台そしてプロジェクターが1台あれば教室で見れますよ。
まして、教室でプロジェクターを使ったほうが授業はやりやすいのではないでしょうか?

6.このソフトのダウンロードは
下記のサイトからダウンロードできます。
 
 ・vector
  http://www.vector.co.jp/

 ・窓の杜
  http://www.forest.impress.co.jp/

 上記のサイトで探すのがめんどくさいという人は検索サイトで「お天気アニメーター」で検索してください。すぐ見つかります。