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ウェブ・アクセシビリティって何だろう?



「ウェブ・アクセシビリティ」って知っていますか?学校関係や官公庁や個人で作るホームページやブログなどは、いろいろな人が見ますよね。
 健康な人(健常人)もいれば目や耳に障害を障害を持った人(障害者)もあなたの学校やあなたの作ったホームページを見ています。最近では高齢化が進み高齢者も見ています。
 「ウェブ・アクセシビリティ」は、「障害者や高齢者など、心身の機能に制約のある人でもウェブで提供されている情報に問題なくアクセスし利用できること」を意味する言葉です。
 もっと簡単に言えば、ホームページやブログのバリアフリー化です。

1.どんなことに注意すればよいのだろう
 (1)すべてのページに、ページの識別ができ、かつ内容を的確に示すタイトルをつける
 (2)文字色と背景色のコントラスト(明度差など)を充分に取る
 (3)画面全体が短時間で連続的に変化するような表現を使用しない
 (4)JavaScript・Javaアプレット・Flash・PDFなどが必要なコンテンツを提供する場合は、代替手段・代替情報も提供する
 などなど

 健康な人が見てもなんとも思わないところが、障害者や高齢者にはバリアになってしまうんですね。

 もっと詳しく知りたい人はこんなサイトが参考になります
 
 富士通ウェブ・アクセシビリティ指針

 みんなが使えるホームページの作り方:みんなのウェブ

2.ホームページをチェックしてみよう
 ウェブ・アクセシビリティを向上させるには、ホームページが正しい文法で書かれていなければなりません。
ホームページは、HTMLという言語で書かれています。ですからHTMLの文法が正しくなければならないのです。

 「そういわれたってソフトを使って作ったんだから、HTMLとか難しいことを言われたってわからないよ。」
 という人も多いのでは?

 難しくはないんです。どこが間違っているのか教えてくれるソフトがあります。それもフリーで。
 是非試してください。

 下記のホームページからダウンロードできます。

 富士通 WebInspector

 ウェブヘルパー

3.文字の見やすさを高めよう
 高齢者になると白内障など視覚が衰えてきます。健康な人でも同系色の背景と文字ではいくらきれいなホームページでも文字を読むのに苦労してしまいます。

 誰でも見やすいホームページにしたいものですね。

 これについてもフリーのソフトがあるんです。
 是非試してください。

 下記のホームページからダウンロードできます。

 富士通 ColorSelector

4.できたホームページがどんな風に見えるのか確認してみよう
 「色覚検査」って覚えてますか?「色神検査」ならわかりますかね?
 丸い点々の上に淡く浮き上がる数字を読むやつ。わかりましたか?
 人の色感覚は、赤、緑、青の三色の合成によって成り立っているそうです。そして、「色覚特性」というのは、このうちの一つの感覚が弱い、ないしは欠落していることによって、「正常」な人とは少し違った色感覚(特性)を持っているそうです。

 第二色覚(緑)の人にはこのホームページはこんな風に見えるのです。



 健康な人が、ホームページを作ってうまくできた。きれいにできたと思っても、視覚障害者から見るとどのように見えるのでしょうか?想像はできても自分では確認できませんよね。

 そんなときには、このソフトを使ってみてください。もちろんフリーです。

 下記のホームページからダウンロードできます。

 富士通 ColorDoctor

 いかがでしたか?
 パソコンやインターネット(ウェブ・コンテンツ)を本当に必要としている人は、実は健康な人(健常人)ではなく障害者や高齢者ではないでしょうか?
 健康ならば、情報を求めて出かけることができます。絶えず情報にさらされているので選択することができます。ですが、障害者や高齢者は情報を求めて出かけられない人も多いのではないでしょうか?
 ホームページやブログは、情報を発信する手段です。だれにでも優しいコンテンツ作りを心がけたいですね。